”ストリートファッションにワーク系というカテゴリをつくりだした「カーハート」”
1889年、米国屈指の工業地帯、ミシガン州はデトロイトにてハミルトン・カーハート氏によって立ち上げられた「 カーハート 」。
それまで家具などの卸売業を営んでいたカーハート氏ですが、労働者に向けた最高品質のワークウエアを作ろうと決心し、僅かな従業員でダック地のオーバーオールを作り始めます。
トリプルステッチや銅リベットといった強固な作りに加え、ハンマーループやツールポケット等、機能性に富んだ作りで、徐々にシェアを拡大。
この頃は当時"カー"と呼ばれていた路面電車とミシガン州を含むアメリカ合衆国中西部"ハートランド"を名前にかけた通称「ハートマーク」と呼ばれるロゴマークを使用していました。
おなじみとなった通称「Cロゴ」が発表されたのは1966年、モチーフはギリシャ神話に出てくる豊かさを表すシンボルである「コーヌコピア(豊穣の角)」と呼ばれるヤギの角となっております。
1900年代に入るとシャツ、パンツ、シューズ、ハンティングウエア等、商品のバリエーションを増やします。
ファッションシーンにおいても、その質実剛健なスタイルは高く評価され、近年ではイタリー製ユーロラインを展開するなど、多方面から注目を集めています。
カーハートよりアイコニックなポケットTシャツ、 K87 。
"K87 WORKWEAR POCKET SHORT-SLEEVE T-SHIRT"
素材は6.75オンスの肉厚コットンで、動き易さを考慮したややゆったり目のシルエット。左胸、ネームが施された五角形パッチポケットが程よいアクセントとなっています。
首リブ~肩にかけてのテープ処理、袖口、裾口の二本針フラットロック、邪魔にならないプリントタグなど、細部までしっかりした作り。
一枚で着ても様になり、カラーバリエーションも豊富なので、何色か揃えておくと重宝します。