LEVI'Sとは

 ジーンズを作り出し、いつの時代もその中心でシーンを牽引し続ける「リーバイス」。1853年、サンフランシスコでリーバイ・ストラウス氏が設立。

 ゴールドラッシュの鉱夫達が丈夫なパンツを望んでいた事から、テントに用いられる帆布生地を使って、世界で初めてジーンズを商品化しました。

 その後も505、517など、時代と共に様々な名作を残し、デニムのパイオニアブランドとして不動の地位を築いています。現在は日本を含めた世界各国で独自の商品展開をしています。

LEVI'S 501について

 

 銅リベット、レッドタブ、アーキュエットステッチ、5ポケット、ボタンフライ…。この世に存在する全てのジーンズの原点がこのリーバイス501。説明不要の超定番アイテムです。

歴史が刻まれたディテール
”ウォッチポケット”

 懐中時計を収納する為にフロントポケット内に作られたパネルポケット。

 腕時計が主流の現在は、小銭を入れる事が多く、コインポケットとも呼ばれています。5ポケットジーンズの必須ディティール。

歴史が刻まれたディテール
”銅リベット”

 1873年にリーバイスが特許申請した留め具。錆びにくく、柔軟性がある事から、銅が採用されています。

 負荷のかかるポケット周りを中心に施され、ジーンズらしさを象徴する重要パーツとなっています。

歴史が刻まれたディテール
”ボタンフライ”

 フロントの合わせをボタンで留める仕様で、リーバイス501の代表的ディティール。

 ジャストサイズを穿き込んでゆくと、この部分もしっかりアタリが出てきます。ボタンの数はサイズにより異なります。

歴史が刻まれたディテール
”ツーホースパッチ”

 リーバイス社が考案した品質保証のラベル。イラストは、二頭の馬がジーンズを引っ張っても壊れない程強度があると言う事を物語っています。

 ヴィンテージのXX表記も有名ですが、現行モデルでの有無は意味を持ちません。

歴史が刻まれたディテール
”アーキュエイトステッチ”

 元々はブランケット裏地を補強する為のステッチで、1943年に商標登録されました。

 ポケット裏地がなくなった今でも、リーバイスのアイコンとして広く認知されています。年代による形の違いもファンにはお馴染み。

歴史が刻まれたディテール
”レッドタブ”

 リーバイスの証とも言える右ヒップポケットのピスネーム。

 この位置に赤タブを付ける事自体に、リーバイス社が商標を所持。ビッグEやレジスター(R)マークなど、ここだけでも数々のウンチクが存在します。

歴史が刻まれたディテール
”ギャランティーチケット”

 壊れた場合は新品に交換する旨を記した保証書。

 以前は紙ラベルでフラッシャーの下に付いてた事もありますが、現行はポケット裏地にプリントされています。リーバイスの品質に対する自身が伺えるディティール。

歴史が刻まれたディテール
”フラッシャー”

 ヒップポケットに付くペーパーラベル。アーキュエイトステッチをなぞる様なデザインがリーバイスならでは。

 未使用品の証でもあり、ヴィンテージ品でも、これの有無により価値が全く異なります。

歴史が刻まれたディテール
”バータック”

 ポケットやベルトループなど、負荷のかかる部分を補強する為のステッチ。

 金属製リベットに代わって採用されたディティールで、カンヌキとも呼ばれます。

まとめ

 これらのディティールは、現行販売の501でも継続されているものとなりますが、過去も含めると多くのディテールがあり、その時代時代の歴史を感じられるのも”501”の魅力です。

 現在は多くのブランドやファストファッションからもデニムが販売されていますが、やはり歴史ある定番のリーバイス”501”は持っていて間違いない一本!ノリ付きの生デニムからじっくり育てる楽しさと愛着は格別です。

 使っていくことに違う表情をみせるデニムは洗濯すらも楽しみになります。誰とも被らない、あなただけのジーンズを履いて出かけましょう。

おまけ
”裾上げしない方法”

 リーバイスには販売される地域によってラインがあり、日本では「リーバイ ストラウス ジャパン」が製造・販売しているジャパンライン(日本規格)があります。

 ただ、リーバイスが生まれた本国アメリカで製造・販売されている”USライン(米国規格)”がほしいという方に向けて、インポートショップなどでUSラインのリーバイスを入手することが可能です。なお、基本的にジャパンラインとUSラインで商品は異なります。

 ここで本題の”裾上げしない方法”ですが、USラインには股下=レングスのサイズが選べるものが多いので、自分の股下に合ったものを”裾上げなし”で履けます。もちろん”501”も選択が可能!裾上げは仕上がり後にお店に再訪したり面倒臭いですし、なにより元々の形で履きたいですね。「ITEM」ではレングスを選べるUSラインを紹介します!

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